減塩ジャンキー

ジャンクな食事をたしなみながら減塩に挑戦しようという無謀なブログ

透析導入一カ月。実はまた入院しています

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腹膜透析を導入して、はや一カ月・・・

 

実は、先週火曜日から(恐らく)今週いっぱい入院中です。

 

 

 

衝撃のエアーチューブ

 

腹膜透析というのは、透析液(主成分:ブドウ糖など)をお腹の腹腔内、ぶっちゃけ内臓との隙間の中に入れて、腹膜の血管を介した浸透圧で老廃物を透析液に移し、液ごと排出する方法です。

 

これにより「腎臓が機能しなくなった人でも、血液を奇麗に保てる」のですが、はて透析液をお腹の中にどうやって入れるのか?

 

ということで、これをやるためには予め「カテーテル留置術」要するに、お腹にチューブを半分埋める手術を行います。

 

このチューブがどんなもんかというと・・・

 

とりあえず皆さん、ペットショップ(アクアショップ)に行って、エアーポンプを買ってください。

 

エアポンにはだいたいエアーストーンとエアーチューブがついていますが、このエアーチューブがそのまま腹に刺さってるような感じです。先っちょは閉じてあるけど。

 

なんかこう、ごっついしっかりとしたものがついてると思うやん?それがエアーチューブだから。手術直後の痛みの中で、あれを見たときはショックでした・・・

 

 

 

手術の傷は小さいですがずっと痛い

 

カテーテル留置術は内臓をいじりませんので、体への負担はほとんどありません。痛いけど。

 

チューブ、いやカテーテルの出口、あとカテーテルを固定する(縫い付ける)箇所3か所を切開しますが、内視鏡を使う手術ですのでそれぞれ数cm切るだけです。これ自体はすぐ治ります。

 

問題は、下腹部(いちばん下)の傷口がズボンの留め具と干渉するので、いつまでたっても痛いです。何かにつけて痛いです。物理的に痛いです。

 

カテーテルの出口部は完全に閉じる訳ではないので、いまのところお風呂には入れませんし、石鹸が出口部につかないようにしながら洗っています。

 

 

 

なんで再入院してんの?

 

さて今回なぜ再入院しているのかと言いますと、夜間透析の訓練のためです。

 

だいたい2日に1回のペースで通院しなければならない血液透析と違い、腹膜透析は自宅で行うことができます。つまり自由度が高く、透析の苦労はあるものの、ほぼ通常通りの生活を続けられます。

 

ところが透析液は定期的に交換しなければならず、深夜就寝の途中で起きて手作業で交換したり、出勤時に透析液や機械を持ち込んで廃液・注液を行う必要がでてきます。

 

この手間を解消するために、サイクラーという機械が作られました。現在だと、テルモ社やバクスター社の製品があります。

 

これを使うと、寝ている間に機械が勝手に透析液を出し入れしてくれるので、起きたあとはこれを切り離してしまえば、日中は透析をすることなく、普通に生活できます。

 

ところが、前回の入院でこれを試してみたところ、廃液の最後に大変な激痛に見舞われたのです。

 

これは実際に透析をしてみないと分からないと思うのですが、「お腹の中を無理やり吸いだされる」ような、他に例えようのない痛みです。実際に吸われてるんですけど。

 

このため、一旦「1日1回、手作業で透析液を出し入れする」形で退院。今回、あらためて夜間透析の訓練を行うべく、入院しているわけです。

 

今回もやはり廃液時の痛みや違和感は出ているのですが、とりあえず激痛ではなくなっています。ベッドの高さをサイクラーより低めにしてみたところ、痛みが緩和されたように感じます。

 

 

 

食事制限は、よく分からない

 

このブログは「減塩ジャンキー」として、減塩食を取り扱っています。

 

腎不全の場合、塩分・水分・蛋白質カリウム・リン、カロリーそれぞれに摂取制限が出てくると思っていたのですが・・・

 

腹膜透析の場合は必ずしもそれが当てはまらず、人によってはそれらが不足する場合もあるそうです。

 

なので定期的に血液検査を行い、特定の品目を制限するか、積極的に摂取するかなど決めていかなければならなそうです。

 

糖尿病由来の腎不全だと食事制限は厳しいようですが、私の場合は生まれつきのものですので、その辺の厳しさは特にありませんでした。

 

 

 

血圧は拡張期100~110で、120に至ることは稀

 

前回もそうだったのですが、入院中に血圧を測ると拡張期で100~110程度。120に至ることは稀です。

 

腎機能がまだ充分残っているということもあるのだと思いますが、血圧が「むしろ低め」ということで、明日から降圧剤飲まなくなります。

 

 

 

尿は出ます

 

あともう1つ、大きな勘違いをしていたこと。

 

血液透析が腎機能の代替を目指しているのと違い、腹膜透析は腎機能の保全を目指した治療らしいです。

 

ぶっちゃけて言うと、血液透析をはじめると、おしっこが出なくなります。ところが、腹膜透析の場合はおしっこも出ます。

 

つまり、夜間8時間もサイクラーにつながっていると、その間トイレに・・・