減塩ジャンキー

ジャンクな食事をたしなみながら減塩に挑戦しようという無謀なブログ

透析液の大室小室の開通を忘れてた話

腹膜透析のイラスト

 

腹膜透析ってのは自宅で自力で行う透析なんですが、これは腹の中に「透析液(扉絵でいうと上側の透明な袋)」というものを入れて浸透圧で老廃物を取り出し、廃液(扉絵で言うと下側のしょんべん色)するという仕組みになっています。

 

 

 

透析液は大室と小室に分離している

 

この透析液というものですが、主成分はブドウ糖ながら様々な成分(雑)で構成されています。

 

但し1つの袋の中に混ぜてしまうとすぐ劣化してしまうらしく、大室と小室の2層構成で宅配され、使用時に混ぜて使うようになってます。大室に圧力を加えると、大室と小室の間の壁が破れてまざるんですね。

 

使用する直前に混ぜることで、品質劣化を防いでいます。

 

では、混ぜ忘れる(「開通」といいます)とどうなるか・・・?

 

 

 

混ぜないで透析しちまった

 

先日あまりにも時間がなかったこともあって、透析液のセッティングをタイムアタックでやりました。がしかし。あまりにも急いでいたせいか、3つ仕掛けた透析液のうち2つの開通処理を忘れていました。

 

すると夜中の初回の透析液交換で、お腹の中が痛くなり飛び起きる羽目に。これは腹膜透析をやってない人に伝えるのが難しいんですが、お腹の中をチューブでちゅうちゅう吸われているような何とも言えない痛みです。

 

実際、腹の中に廃液が残っていないのに無理やり吸い出そうとしているので、この表現通りのことが起こっているのだと思います。

 

それでも何とか規定量(1600ml)を廃液し、2サイクル目の注液。2時間半ぐらい後に2回目の廃液を開始・・・これが半分ぐらい終わった時点で、廃液できずサイクラーがエラーを吐き出す。無理やり吸い出そうとするので腹が痛い。リトライしてもエラー・・・

 

 

 

廃液異常が発生したら、まずはかかりつけの病院に緊急で連絡

 

この時点で原因が不明でしたので、かかりつけの病院の夜間窓口へ連絡。宿直の先生に代わってもらいました。宿直の先生が透析に詳しいかどうかは運によりますが、暫定的な対処方法は教えてくれます。まあ、そのまま透析中断して翌日対処ってことになります。

 

今回の場合、透析を中断して片付ける段になって、2つの透析液の開通処理が行われていなかったことに気がつきました。翌朝手作業で透析液を注液してすぐ廃液し、正常に廃液される(お腹側は問題ない)ことを確認しています。

 

そして翌日の透析で、正常に透析できることをあらためて確認できました。

 

 

 

透析液の大室小室の開通を忘れるとどうなる?

 

透析液の大室小室を開通せずに使うと、言うまでもなく本来の組成とことなる成分の液で透析を行うことになります。

 

今回はこのミスで廃液が少なくなりましたので、液の水分が大量に体のほうに吸われたのだと思います。

 

逆に、両が少なくなった廃液のほうは、通常よりはるかに黄色くなっていました。栄養ドリンクを飲んだ時の「ああ・・・次はション○ンだ」のショ○ベンの色ですね。老廃物はよく取り出せるものの、水分を大量に吸い込んでしまうのかな?

 

1回2回間違えたぐらいでは影響はあんま無いみたいなので、やっちまった場合は慌てずさわがず対処しましょう。

 

さて余分に吸い込んでしまった水分はどうなるかというと、シ○ンベン・・・