このブログをやるにあたって、まずこれだけは書いとかないといけないと思いますので、書きます。
塩なのに塩じゃない?!減塩しおとは?
減塩に挑戦しはじめると、いつか必ず目に入ってくるのが「減塩しお」という謎の存在です。「やさしお」とか「あましお」などの商品名もあります。
こんなのです。
「塩なのに塩分50%カット」って何のこっちゃ?と思いますが、厳密には「塩化ナトリウム」がカットされています。
科学はともかく、料理で「塩」と言えば「塩化ナトリウム」ですよね。そして、血圧を上げたり水分をたくわえるのが、塩化ナトリウムです。
・・・という事は、「塩化ナトリウムを減らして塩化カリウムにしちゃえば減塩になるんじゃね?」という発想でできたのが、この「減塩しお」系製品です。
どんな効果があるの?
とりあえず、自分は試した事がないので味はわかりません(たぶん食塩とそんなに変わらないはず)。
ナトリウムの半分をカリウムに置き換えていますので、高血圧やむくみには効果がありそうです。さらに、カリウムには「ナトリウムを体外に排泄しやすくする」効果がありますので、二重の効果が期待できます。
そしてカリウム自身、「大量に摂取しちゃっても勝手に対外に出ていく」ので、取りすぎの心配はあまりありません。というか、野菜食べるとたいてい結構な量接種できちゃいます。
注意点:腎臓の弱い人は使っちゃ駄目!!
食事の塩分をへらすことができて、しかも余分なナトリウムを大概に出してくれるカリウムが豊富。
減塩の強い味方になってくれそうなこの「減塩しお」ですが、腎臓の弱い人は絶対に使わないでください。高血圧も、腎由来のケースがありますので要注意。
なぜ使ってはいけないかというと・・・
カリウムの排泄は腎臓で行われます(ぶっちゃけしょんべんですね)が、腎臓が弱っている人はカリウムをうまく排泄できないんです。カリウムが血中に蓄積すると、「高カリウム血症」という病気になってしまう・・・。
「高カリウム血症」というのは「ケイレンをしやすくなる」病気ですが、これが心臓の筋肉でおこると、つまり心筋梗塞になります。
なので、腎機能の弱い方にはおすすめできないのです。
まとめ
「減塩しお」の効能と禁忌はざっくりこんな感じ。
- 普通の高血圧の人が使えば、血圧を下げてくれる効果が期待できる
- 腎臓が弱い人は、使っちゃ駄目
使い方を間違えなければ便利な調味料ですので、興味のある方は一度主治医の先生に相談してみてくださいまし。